「はいっ!ユフィちゃん特製のおかゆなんだから、もりもり食べて!」

「どう?美味しい?」

「何だよ!何とか言ったらどうなのさ!」

「もう良い!!」

「・・・・・・何?」

「そんなの通用しないんだから。どうせあたしは料理下手ですよ」

「だから、もう良いって・・・・・・・っ!」

「ん・・・・・・・・っ。・・・ずるい」

「風邪、うつっちゃうじゃんか」

「ユフィちゃんに風邪うつして治そうなんて、通用しないぜ!」

「!・・・ちょっ!・・・・やっ!」

「ばーか!そう簡単にいくと思ったか!」

「今度はお腹が痛い?自業自得だよ!」

「早く元気になれよな!」

「そしたら、やりたいこといっぱいあるんだから!」

 

 

2人で行ってみたい店の名前、いつものお気に入りの昼寝場所
食べてみたい各地の名産に、まだ見たことのないマテリア
そして、これからも成長する君。
カレンダーに書かれるスケジュールは1日も空くことが無い。

2人で過ごす時間がもっと欲しいから。
照れながら必死にそう言う君のためにも、早く元気にならなくては、と
また布団に潜り込んだ。

 

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